弱小個人の会社員起業家が、弱みを強みに変えるためのヒント

会社員の方々が会社員のまま起業する場合、多くのケースでは、投資できる金額は限られています。

大企業のように数百万円を使って派手に広告を打つことも、豪華なホームページを作ることもできません。もちろん、社員を雇って事務所を構えてその費用を、本業の会社員としての給料で賄うなどほぼ不可能です。

起業しようと考える会社員の方々の中には、この時点で、どう考えても起業などできない、と考えてしまいがちです。

しかし、弱小個人で資金が限られている会社員だからこその強みがあります。

今回は、そんな弱小個人の会社員起業家の弱みを強みに変えるためのヒントです。

「お金がないこと。」が強み

それは、ズバリ「お金がないこと。」

は?何言ってんの?
と思う人も多いでしょう。

でも、起業する上でお金がないというのは実はとても大きな強みなんです。

その理由は簡単。お金がない人ほど良く考えて、効率的なビジネス運用を遂行せざるを得ないからです。不足していること、足りないことがあれば、知恵を使って必死に努力します。これが弱小個人の会社員起業家の強みといえます。

もしも中途半端に資金をもっていれば、一般的な起業家は何をすると思いますか?

それは多くの場合、同業界内のトップ企業の真似です。

中途半端に資金を持っていれば、同業界のトップ企業が大きな会場を借りてイベントを行えば、それに負けじと同じく大きな会場を借りて似たようなイベントを開催します。

ウェブサイトのデザインや機能もトップ企業と見劣りしないようなお金をかけたり、事務所もそれなりのところに構えて、見栄えを良くすることに注力してしまうものです。

トップ企業と同等までは言わなくても、その対抗馬となる位の規模感を演出してことに注力するでしょう。もちろん、それ自体は悪い戦略とは言いませんし、成功する可能性もお金を全く使わない場合よりもきっと高いでしょう。

但し、小さな企業や個人が、業界トップ企業の追随をすることは、非常にリスクが高いことも言うまでもありません。

初めから資金が無ければ無いで、起業家はいろいろな工夫をしようとします。

業界トップ企業が、その資金力を使って立派なオフィスを構えてその規模感で信頼度を得るなら、弱小個人は、その小ささを大きな強みにします。

弱小個人の会社員起業家は、
「いつでも連絡が取れるます。」
「レスポンスが早いです。」
「いつでも柔軟に対応します。」

など小回りが利くことをアピールしてそこで勝負を仕掛けるでしょう。

資金のない賢い会社員起業家は、決してトップ企業と同じ土俵で勝負をしません。

お金がない。
時間がない。
人もいない。
施設もない。

無いモノを無い、と悲観するのではなくて、無いことを武器とするような戦略を立てていくようにしましょう。

資金がないからこそできること

資金がないからこそできること。

その代表例はコンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングとは、SNSやブログやYouTube等を利用して専門テーマについて情報発信をするマーケティング手法。これは、専門分野に関する知識と根気強さがあれば誰でも始めることができます。

毎日有益な情報発信をすることで、それらの記事や動画がウェブ上に蓄積されて行き、Google検索にかかりやすくなると言うような仕組みです。

資金が限られている会社員起業家は、大きな企業のように広告費を使うことができません。その代わりに、会社員起業家が捻出するのは、資金ではなく、時間と根気といったものです。

そして、このコンテンツマーケティングで蓄積されたブログ記事やYouTube動画は、長期間にわたってウェブ上に存在するため、関連テーマで検索をした人の目の前には現れる期間も長期にわたります。

逆に、派手な広告を打った場合、一時的には大きなインパクトや反響が見られるかもしれませんが、一般的にはそれは数か月、数年も続くことはありません。

そのような観点から見ても、コンテンツマーケティングは低価格で大きな成果を上げるマーケティング手法のひとつと言えるでしょう。

誠意はコストゼロ

その他、会社員起業家がコストゼロでできることは、お客さんへの誠意をもった迅速な対応です。お客さんからの返信には誠意をもって丁寧に、そしてなるべく早く対応するように心がけましょう。

「迅速な対応」は、ある意味図体の大きい大企業に勝てる唯一の項目とも言えます。

目安としては、問い合わせ受信から24時間以内の返信です。規模や資金力、信用度では大きな企業に勝てないわけですから、それをカバーするにはスピード以外ありません。その中でも、一番お客さんに伝わりやすいのは「迅速な対応」です。

まとめ

一般企業に勤める会社員の方が起業する場合、資金も信用も何もないところからスタートするのが通常です。いきなり大きな投資して「企業」っぽくみせたところで成功する確率はかなり低いものと思われます。

大きく見せて勝負をするよりも、その小ささを活かして柔軟に対応すること、そして誠意をもって迅速に対応することで弱小個人の会社員起業家は成功へ一歩一歩近づいていけるはずです。

決して業界内のトップ企業の真似をしないようにしましょう。

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