会社員のまま起業するときにオススメなビジネスネタは、コンサルタント、コーチ、カウンセラー、などのサービスであるということは、本ブログでも度々触れていることです。
そんな会社員の方々が、コンサルタント、コーチ、カウンセラーなどで起業する際の最も難しい意思決定の一つは、「価格設定」でしょう。私自身も、会社員向けの起業と留学のカウンセラーとして活動をしていますが、この価格設定にはいつも悩まされています。
今回は、カウンセラー、コーチ、コンサルタントで起業を目指す会社員の方々に向けて、価格設定で大事なコトをお伝えします。
自分の起業ネタは薄利多売なのか?厚利少売なのか?
価格設定を考える上でまずやるべきことは、自分のビジネスとなるコンサルティング、コーチング、カウンセリングを、薄利多売と設定するか、厚利少売と設定するかです。つまり、安い料金で多くの人に提供して利益を得るか、高い料金で少ない人に提供して利益を得るか、です。
一般的には、コンサルティング、コーチング、カウンセリングという仕事は、少ない数のお客さんに対して高めの料金を設定します。
しかしながら、ちょっとビジネスモデルを変えれば必ずしもそれを踏襲する必要はありません。例えば、なるべくノウハウ系に注力して、動画撮影したものをビデオ講座として販売(別途質問はメール受付)とする場合は、薄利多売という戦略も取ることができるかもしれません。
まず、自分のビジネスは高値で少ないお客さんに提供するのか、安い価格で多くのお客さんに提供するのか、どちらの戦略を取るのかを考えていきましょう。
競合他社の価格に合わせるのか?
自分のコンサルティング、コーチング、カウンセリングと類似するような競合他社のサービスを調べ、その価格とほぼ同じにするというやり方はオーソドックスな価格設定の一つです。
言うまでもなく、高すぎれば中々売れないですし、安すぎれば利益が少なくなってしまう可能性があります。少なくとも価格を競合他社に合わせておけば、その後は、品質やサービスアクセス、その他のサービス内容での勝負することになります。
目標利益から逆算して設定するのか?
一方で、競合他社の価格を気にすることなく、自分が目標としている売り上げを達成するためにいくらに設定するべきかを逆算する方法もあります。
例えば、年間売上100万円、年間顧客数100人を目指すのであれば、一人当たりの価格を1万円とするでしょう。お客さんが50人しか集める自信がなければ、価格は2万円にするでしょう。
集客に自信がないから価格を1万円から2万円にして大丈夫なのか?
起業家的な発想としては、お客さんが2万円を支払っても満足するようなサービスを懸命に考えていきます。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、商品のデザインにとてつもないこだわりを持っていたことは有名です。工業製品は通常、エンジニアはデザイナーに先行します。つまりエンジニアができることを先に考えて、それに合わせてデザイナーが商品のデザインを考えていきます。ところが、アップルのやり方は、まず理想のデザインを考えて、そのデザインに収まるように技術を収めると言うやり方です。
自分の利益から逆算している考えると言う方法はこれに近いかもしれませんね。
価格は上げても絶対に下げるな
私の個人的な意見で大変恐縮すが、コンサルタント、コーチ、カウンセラーとして起業するのであれば、最初に設定した価格から後ほど価格を上げることはあっても、決して避けるべきではないと思います。
物販であれば、古いモノほど時間が経てば、安くなるのは普通ですが、コンサルティング、コーチング、カウンセリングは真逆です。サービスの性質上、彼らの知見や経験が積み重ね、ことによって、将来の方がより高いサービスを提供できる可能性が高いからですからね。
会社員としてコンサルタント、コーチ、カウンセラーとして起業すると最初にぶち当たる問題は「お客さんが来ない」ということ、つまり集客です。でも、お客さんが来ないからと言って価格を下げると、やはりその意図もお客さんに伝わってしまい、信用度を失う可能性があります。だからこそ、最初の価格設定は非常に重要です。
まとめ
以上の通り、会社員がコンサルタント、コーチ、カウンセラーとして起業する場合の価格設定について、いくつかの考え方をご紹介しました。
正しい価格設定はビジネスモデルによって大きく変わります。全ての可能性を考えながら、自分にとって最適だと思う価格設定を考えていきましょう。
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