集客が成功してもスモールビジネスが上手くいかないケース2つ(サラリーマン起業)

集客

サラリーマン起業家にとってスモールビジネスを成功させるには、集客が全てである、というお話は本ブログでのあらゆるところで説明をしています。

確かにそれはその通りで、サラリーマン起業家がスモールビジネスを始めても挫折してしまう理由のほとんどが、集客ができないからです。

でも中には、集客が成功してもスモールビジネスが上手くいかないということもあります。今回はそんなケースについてご紹介します。

受け入れる器があるか

サラリーマン起業家がスモールビジネスの集客が成功したときに、それを「受け入れる器」がなければ、事業としての成功はしません。

ここでは、「受け入れる器」とは、さばけるお客さんの数ではなくサービスの品質を言います。

サラリーマン起業家がスモールビジネスで集客に成功した後に、サービスの品質がお客さんの期待を下回ることがあれば、その集客力が仇となり、今後は逆に悪い噂として一気に広まってしまいます。

キャリアコーチRさんのケース

例えば、これは知り合いから聞いたあるサラリーマン起業家Rさんの話です。
Rさんは、サラリーマンのままキャリアコーチとして活動を始めたのですが、現在は廃業しています。その理由は、「受け入れる器」が足りなかったからです。

当初Rさんの集客スキルはとても優れたものであり、口コミやSNSなどを有効活用しながら、主に大学生を中心としたキャリア相談のコーチとして大々的に広告を出していました。広告費も多くお金をかけ、コツコツとSNSなどで口コミを広げていました。

Rさんの存在を知った大学生の多くが、そのキャリアコーチであるRさんと契約をするのですが、そのサービス内容が、お客さんの期待を大幅に下回りクレームの嵐となりました。すると今度は、その悪い噂が大学生の間であっという間に広がってしまいました。

数カ月後には、Rさんはビジネスとして全く成り立たないものとなり結果的に廃業してしまったそうです。

移動式パン屋さんSさんのケース

もう一つ他の例を挙げましょう。

移動式パン屋さんとしてスモールビジネスを始めたSさんは、立ち上げ直後、前職のネットワークを生かして、雑誌やテレビなど多くのメディアで取り上げてもらうことに成功しました。

メディアに取り上げてもらった直後は、多くの問い合わせを受け、「これはビジネスがうまくいくのでは。」と直感したSさんでした。

正に大々的なデビューですね。

しかしながら、当時立ち上げた直後ということもあり、問い合わせに対する不十分な対処、お客さんが殺到して売り切れ続出、支払いが現金のみでやり取りに時間がかかる、など準備が不十分で、買いにきたお客さんはちょっとイライラモードでした。

結局お客さんが来てくれたのか最初の数日のみでその後、リピーターがつかずお客さんはSさんのもとを離れて行ってしまったのです。

まとめ

この二つのケースから分かる通り、どんなに集客で成功したとしても、その後にお客さんの期待を下回るサービス内容だった場合、その成功は瞬間的な打ち上げ花火で終わってしまいます。

それどころか、その集客力が仇となり今度は悪い噂も簡単に広がってしまうものです。

そんな事は当たり前だと皆さんは思うかもしれません。

でも実際にこのようなケースが起こっているのも事実です。集客はもちろん大事ですが、集客が成功した後に、お客さんが期待するサービスをキッチリと提供できるように「受け入れる器」をもっておかなければいけません。集客と顧客サービスをバランス良く準備することが何よりも重要です。

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