サラリーマンによる副業ブームが続いています。
当アカデミーに相談に来られる方々にも「今は会社員だけれども、近い将来、副業で自分の特技を活かしてビジネスを始めたい。」と副業に前向きな発言も多く、サラリーマンにより副業ブームを肌で感じています。
そんな方々から受ける質問の中で多いのが、「サラリーマンのまま副業を始めるメリットとデメリット」です。
今回は、将来副業を目指すサラリーマンの方々へ向けて、「サラリーマンのまま副業を始めるメリットとデメリット」をお話しします。
サラリーマンのまま副業をするメリット
メリット：毎月の給料が保証されている
サラリーマンのまま副業する最大のメリットは、何と言っても、毎月の給料が本業から保証されていると言うことです。
「今月、●●円稼がなければ来月から生活できなくなる」とか、
「貯金を全て投資して、失敗したら路頭に迷う」
というような精神的不安は取り除くことができます。
これが副業ではなく、独立して始めたら、特に最初のうちは不安だらけでしょう。
自動的に毎月収入を得るようなシステムを作っていない限りは、自分が病気や怪我で休んでしまったら、その期間の収入が途絶えます。
いや、病気や怪我でなくても一生懸命働いていたとしても、集客ができなかったら収入が入ってきません。
物凄く当たり前のことを言っていますが、これはとても恐ろしいことです。
そういう意味では、サラリーマンであれば毎月の給料が保証されているわけですから、そのような心配はありません。独立している人たちから見れば、毎月決まった金額が自動的に口座に振り込まれることは、はある意味、「月一回の奇跡」といえます。
独立したらそんな奇跡は起こりません。
メリット：いろいろなビジネスを試す余裕できる
サラリーマンのまま副業を始めれば、毎月の給料が保証される。
つまり、副業を試してダメだったら辞める、というようにビジネスが上手くいくかどうか試験をするような時間的余裕があるということです。
どんなビジネスで副業をしようかな？
・自分の特技を生かしたビジネス
・将来的に成長しそうなビジネス
・いやいや、自分がやりたいことを第一優先に。
など、サラリーマンを続けていれば、色々なビジネスを試す時間的余裕が生まれます。
本業からの毎月の給料が保証されているわけですから、よほど大掛かりな投資でなければ破産してしまう事はありません。コツコツとビジネスの可能性を見極めることが可能になります。
メリット：ビジネススキルを身に付けることができる
サラリーマンのまま副業を始めることで、自身のビジネススキル向上に大きな効果があります。
サラリーマンとしてスモールビジネスを立ち上げる際に最も必要になるスキルは何だと思いますか？
それは、「マーケティングスキル」と「プレゼンテーションスキル」です。
本業でこれらのスキルを発揮できる仕事についている人は良いですが、例えば、「私は経理部に所属していて毎日決まった数字を見ているだけです」とか、「営業として既存の顧客回りをしているだけです。」など、現在所属している部署で自分が思うようなビジネススキルを学ぶことができず、モヤモヤしている人も少なくありません。
サラリーマンのまま副業でモールビジネスを立ち上げようと思ったら、集客するためには、まずマーケティングを勉強して、それを実践で試してみることが必要になります。
そして、見込み客を見つけたら、実際に彼ら彼女に自分の商品を売り込むためのプレゼンテーションをしなければいけません。
最初のうちはなかなかうまくいかず悔しい思いをするかもしれませんが、この体験自体がビジネスの訓練になります。
ただ単に腹上で副収入を得たいと言う人たちであればまだしも、実践的なビジネススキル向上に意欲のある人は、1人でスモールビジネスを立ち上げること以上に実践的で多くを学べる訓練はありません。
サラリーマンのまま副業をするデメリット
デメリット：本業がおろそかになる可能性
サラリーマンのまま、副業でイチからビジネスを立ち上げるのは時間も労力も要ることです。それゆえに、本業をおろそかにして副業準備に時間を費やす人も数多くいます。
そのようなことをしているうちに、本業の仕事がおろそかになり、上司から悪い評価を受け、出世に響いてしまう可能性も考えられます。
将来的に独立を目指しているのであれば会社での評価は気にしない人もいるかもしれませんが、独立が不透明な状況下で副業を始める場合、本業をおろそかにしてしまうのは得策ではありません。
デメリット：会社に副業がバレるリスクがある
副業禁止の会社であれば、会社にバレないように副業準備をコツコツ進めていく必要があります。
それでも、会社にバレる人はバレます。
会社員の副業が会社にバレてしまう理由トップ３は以下の通り。
１．ついつい自分から話してしまう。
２．ウェブサイト検索で見つかってしまう。
３．確定申告でバレてしまう。
この中で一番多いのは、「１．ついつい自分から話してしまう。」です。
内緒にしているのに自分から話すなんて馬鹿じゃないの？
と思う人がいるかもしれませんが、多くの副業会社員は自分から他人に話してしまい、結果的に会社にバレています。
副業で少し調子がいいと、どうしても自慢したくなるのが人間です。
アイツは口が堅いはずだ、とか、アイツは俺の味方だから、と少し仲の良い同僚や、後輩などに、酔った勢いでポロっと話してしまうケースがあります。
ストレートに言わないまでも、「オレには別の顔がある」「プライベートの用事忙しい」というちょっとしたほのめかしでも、気付く人は気づきます。
自己顕示欲が強く、飲み会などが好きな人は特に注意しましょう。
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