会社員の起業ネタ選定で重要なこと一つ

起業を目指す会社員の方々がご自身の起業ネタを考える場合、「これを意識しておいたほうがいいよ」というご提案が一つあります。

それは、「自分が消費者として利用したことあるサービスを商売にしましょう。」ということです。

会社員のまま、自分のビジネスをやる場合は、基本的には全て一人で行うという人も多いでしょう。

つまり、以下のサプライチェーンの各項目全てを自分一人で行っていく必要があります。

商品やサービスの設計、
ターゲット顧客選定、
マーケティング、集客、
商品、サービス提供
お金を回収

しかも、会社員を続けながらということであれば、本業をやりながら時間を見つけてやっていなかければならず、言うまでもなくこれが大変な作業です。

このように、行動や時間も制限されている会社員という立場の状況でサプライチェーン全てを管理するためには、少しでも効率の良い起業ネタでビジネスを始めることが望ましいです。

そこで、提案するのが、起業ネタを考える際は、「自分自身が以前消費者として利用したことがあるサービス」です。

例えば、心理カウンセラーとして起業するのであれば、以前、お客さんとして心理カウンセリングを受けているとか、パソコン教室を運営するのであれば、以前、生徒としてどこかのパソコン教室に通った経験があるなど。

お客さんの気持ちが理解できる

会社員の起業ネタを選定する際に消費者として体験したものをネタにすることをおススメする最大の理由は、自分のお客さんの気持ちがよく理解できるようになるからです。特にコンサルティングやカウンセリング、コーチングなどのサービスの場合は、お客さんの気持ちを理解することは、顧客満足度に直結します。

例えば、もしあなたが心理カウンセラーとして起業する場合、お客さんがカウンセリングを受けたい理由はよく分かるはずです。

なぜカウンセリングを受けたいのか、
カウンセリングを決心する前にどんな行動をしたのか、
心理カウンセラーに何を期待しているのか、
どのようなサービスを期待しているのか、
どのような付加価値があれば料金を支払う準備があるのか、

など。

会社員として起業する場合、このような消費者心理を理解できることは最大の強みになります。

サービスを提供する側が、消費者心理を理解していなければ、お客さんの満足度が徐々に低下していきます。提供者とお客さんとの考えが乖離が広がっていくと、結果的にそれがお客さんの不安となり、クレームにつながり、最後にはビジネスがうまくいかない大きな原因になります。

自分がお客さんとしてサービスを受けた経験があり、お客さんの気持ちをしっかりと理解することができれば、提供者と消費者との考えが次第に乖離してしまう事態を防ぐことができるはずです。

サプライチェーンを理解できる

起業ネタとして、以前利用したことがあるサービスであれば、サプライチェーンの全てとは言わなくともある程度感覚的に理解できる側面も多いはずです。

例えば、以前お客さんとして心理カウンセリングを受けたのであれば、その心理カウンセラーを知ったキッカケは何だったのでしょうか?

新聞なのか、広告なのか、ウェブ検索なのか、YouTubeなのか?

ウェブ検索であれば、どのようなワードで検索したのか?広告ならどこでその広告を目にしたのか、など全ては覚えていなくても、ある程度は心当たりがあるかもしれません。

その他、サービスの価格帯や、対面・オンラインなどのサービス提供方法、そして、支払い方法などもきっとおぼえているはずです。

環境や時代も異なりますので全てを真似しても上手くいかないかもしれませんが、そのような業務的なところは以前のサービスを参考にすればいいのです。消費者としての体験は、自分のビジネスプランの基礎を築く大きなヒントになります。

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