会社員の方が副業でコンサルタント、先生、講師、教室ビジネスを始める場合、集客と並んで難しいのは価格設定でしょう。
英会話教室やパソコン教室、料理教室のように、巷に教室が数多く存在していれば、それぞれの教室を調査してある程度市場価格を把握することができます。
その価格をもとに、自分の教室の価格設定をすれば簡単です。
しかしながら、コンサルタントやカウンセラーなどで、巷に類似したサービスが少ない場合は少し工夫をしてみてもいいかもしれません。
特に会社員の方が副業でコンサルタントをやる場合は、ニッチを攻めていくことをおススメしているわけですが、ニッチが故に、競合が少なく価格設定にある程度幅を持たせることができます。でも、高すぎるとお客さんが来ないですし、安すぎると自分が大変になってしまうだけです。
価格は一度決めたら下げることは困難
そういった意味で、価格設定は簡単ではありませんが、価格設定をもっと難しい理由は他にあります。
それは、「一度価格を設定すると後で簡単に価格を下げることができない」ということです。
なぜなら、当初思っていたよりも売りゆきが悪いという理由で、設定した価格を後か下げると先行者利益がなくなってしまうからです。
もし、開業したてで何の実績もないあなたを信じて契約してくれた最初のお客さんが後になって、同じサービス内容で自分が契約したか価格よりも低い値段で販売しているのを見たら、決していい気分はしないでしょう。
サービスの特性によっては、お客さんがリピーターになってくれたり、口コミで広げてくれる可能性もあるわけですから、特に初期段階のお客さんは大事です。
売れないからと言って後から価格を下げるのは、お客さんから見れば裏切られた気持ちになるかもしれません。
そして何より、途中で価格を下げると、「この人は人気がないから価格を下げてバーゲンセールをしている」と言う印象を植え付けてしまい、品質も疑われることにもなりかねません。
基本的に、コンサルタント、先生、講師、教室ビジネスのスタンスは、常に忙しそうにしていることです。そうすることで、人気講師、人気教室の印象をマーケットに植え付けることができるからです。
ですので、価格は上げていくことはあっても、下げていくことはおススメができません。だから、価格設定は難しいのです。
それでも価格を下げる方法
しかしながら、そこはビジネスが難しいところ。設定した価格が高すぎてお客さんが全く来ないようであれば、どうしても価格を下げる必要があります。
では、その場合はどうしたらいいのか?
それは、内容を微妙に修正、シンプル化することで価格を下げることです。
以前販売していたサービスパッケージを、そのまま価格を下げると、明らかに人気がないが故の安売りと言う印象を与えかねません。
それを回避する方法としては、サービス内容をシンプル化したり、サポート期間を短くしたりして、そのどさくさに紛れて価格を下げることです。
価格は分かりやすい。故に注意が必要
価格はお客さんが複数のサービスを検討していくうえで一番分かりやすい指標になります。そのため、価格設定には細心の注意を払っていく必要があります。
高すぎるとお客さんが来ません。
安すぎると利益がでません。
この微妙な価格設定をうまく行っていく必要があるのです。
もちろん、最初から価格を下げると言う後ろ向きな考えを持つのは決していいことではありません。最初は、現在のサービスパッケージでうまくマーケティングしてより多くのお客さんを獲得していくことに注力しましょう。そうすれば、価格を上げていことができます。そのような価格設定の道筋を立てていくことが最も重要ですね。
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