カウンセラー、講師で起業するメリットとデメリット

サラリーマンが副業で起業するネタとして、おススメなのが、カウンセラーや講師としての起業です。

例えば、カウンセラーであれば、
キャリアカウンセラー
料理カウンセラー
健康カウンセラー
婚活カウンセラー
育児カウンセラー

講師業であれば、
英会話講師
中国語会話講師
パソコン講師
ピアノ講師  

など、分野は数多く肩書も自由に設定できます。

これらは、必ずしもサラリーマンの本職の延長で開業する必要はなく、自分の趣味を生かして、その価値を他人に提供する形で起業をすることになります。

今回は、サラリーマンがカウンセラー、講師で起業する際のメリットとデメリットをお伝えします。

メリット:利益が出る価格を設定できる。

カウンセラーや講師として起業する場合、基本的には、自分の強みを活かして起業することになるわけですから、ご自身もそれなりの自信を持って集客や、サービスの提供ができるはずです。

当たり前と思うかもしれませんが、今までずっと会社員として給料を会社から受け取ってきた人は、他人からお金をもらうという行為に抵抗を持つ人も多いんです。

特に、自分の能力に疑問を持ちながらサービスを提供すると、お金をもらう事が非常に申し訳なくなってしまいます。そして、最終的には、「お試し期間として無料で提供しますよ。」と逃げてしまうことがあるんです。

そんなことあるの?と思うかもしませんが、下記の私の実体験を読んでみてください。

今から10年ほど前になりますが、私が大学院留学でオーストラリアにいるときに、サイドビジネスとして日本語教師を始めました。

日本人で日本語ができるからといって、必ずしも外国人に対して日本語をプロとしてしっかりと教えられるとは限りません。

日本語を教えてみてその難しさを実感したのを今でも覚えています。
例えば、文法で主語の後にくる「が」と「は」の違いを説明できなかったり、動詞や形容詞の変化を規則的に説明できなかったり。

結局、「日本人はみんなこういう風に言うんです。」で終わらしてしまったりしました。

更には、日本語検定1級を目指している、という韓国人からの問い合わせに、自分が日本語検定1級対策レッスンなんてできるのか、とビビってしましました。

こんな状況が続くと、なかなか自分の日本語レッスンのレベルに自分自身が満足できず、お金をもらうことをすごい罪悪感じてしまうんです。最後はボランティアとして無償でレッスンを提供しました。

自分の得意分野であれば、そのような気持ちになる事はなく堂々と自分のサービスに見合った価格を設定し、提供する側も提供される側も満足でウィン・ウィンの関係を築くことができるはずです。

メリット:少ないコストで始められる。

カウンセラーや講師という職業には、基本的に在庫は発生しませんので、少ないコストで始めることができます。

マンツーマンでのカウンセリングやレッスンであれば、教室などの施設を持つ必要がありませんし、仮に複数人で行う場合であっても、会議室等を時間で借りれば決して高いコストはかかりません。

例えばパソコン教室やピアノ教室などを教えるのにそれなりの道具が必要の場合も、基本的には生徒さん自前のパソコンやピアノなどを使用してもらえば、講師自身は身一つあれば対応は可能です。

このようにカウンセラーや教室ビジネスでは費用を最小限に抑えられることが大きな強みといえます。

デメリット:信用をつけるまでに時間がかかる。

カウンセラーや講師は、生徒さんの立場からしてみれば、大事な相談役です。カウンセリングやレッスンの内容によっては、親身に相談できるほどの関係を求められるケースも多々あります。

そのため、ただ単にカウンセリングの技術が優れていたり、価格が安いと言うだけの理由で選ばれるわけではありません。何よりも信用と信頼が大切なのです。

但し、言うまでもなく、友人知人ならまだしも、全く接点のない赤の他人から信用、信頼を得て、さらに生徒さんから代金をいただくことは簡単ではありません。

動画やブログなどを通じて、ターゲット層となるお客様に自分の専門知識だけではなく信用信頼をしてもらえるような内容で発信し続けることが重要です。そこには人間性や人柄、カウンセラーの雰囲気なども見られることになります。

これは数週間で構築することがほぼ不可能で、数ヶ月、場合によっては数年かかる場合もあるでしょう。

デメリット;新規参入バリアが低い。

カウンセラーや講師での起業は、新規参入バリアがとても低いです。つまり誰でも簡単に始められるという特徴があります。

そのため、よほどの突出した特徴を持っていない限り、ライバルがとても多くなり、お客さん獲得のためには、価格競争に陥ってしまう可能性が高くなります。

例えば、あなたが料理が好きだからという理由で、「料理カウンセラー」を始めたところで、同じようなことを考える人はとても多くいるでしょう。そして多くの人が少ない費用で短い準備期間で始めることができます。

このライバルだらけの中からお客さんを獲得する一つの対策としては、専門分野を絞りに絞ることです。

例えば料理カウンセラーであれば、ダイエットをしたい人だけを対象にしたダイエット料理のみをテーマにしたり、愛妻家向けの男性をターゲットにした男の料理のみをテーマにしたりと、分野を絞るとお客さんの注意をひきやすくなります。

初心者の方は、あまりターゲットを絞るとマーケットが小さくなってしまうと心配する人がいますが、その心配は不要です。

最初は、例えば「ダイエット料理」をテーマでカウンセリングをしたとしても、そこでお客さんとの信頼関係ができて、「他のテーマでカウンセリングをしてほしい。」などとお客さんからのリクエストがくることは結構多いんです。

以上が、カウンセラー、講師で起業するメリットとデメリットです。カウンセラー、講師で起業を考えている会社員の方々は是非参考にしてくださいね。

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