副業を目指す会社員の方々から頂く相談にこのようなモノがあります。
「副業したところでお客さんが本当に獲得できるのでしょうか?多くのお客さんは私と競合企業を比較すると思うのですが、イチ会社員の起業家が企業相手に勝てる気がしません。」
確かに基本的にどんなネタで副業をしても、必ずライバルがいるものです。逆にライバルがいないようなネタなら、独占状態でウハウハになる可能性よりも、世間から求められていないだけで起業しても鳴かず飛ばずの可能性の方が圧倒的に高いです。
副業会社員は、自分のビジネスの仕組みを作ると同時にライバルたちとも戦っていかなければなりません。
それは個人ではなく、立派な企業であるケースもあります。イチ個人である会社員が、企業を相手にどう戦っていけばいいのでしょうか?
今回は、「副業会社員が大きな企業を相手に勝つために必要なこと3つ」をお届けします。
スピード
副業会社員の最大の強みはなんといっても「スピード」です。
企業であれば通常、何事も決定するには一定のプロセスがあります。
営業担当者がいて、そしてその上司がいて、最終的に社長が判断をするというように。
どんなに小さな企業であっても、上司への報告は基本必要ですし、そのために担当者は資料作りをしたり会議を開いて上司の承認をなければいけません。
この記事を読んでくださっている方の中には、本業の仕事でこのようなプロセスを経験したこともある人は多いと思います。
一方で副業会社員であれば、当たり前ですがそのようなプロセスは一気に吹っ飛ばすことができます。つまり自分の裁量で全て決定するということです。
それだけではなく、見込み客からの問い合わせに対して、平日の夜であっても、休日であってもやろうと思えば即答できるはずです。
規模が小さく、実績もなく、信用もない副業会社員にとっては、レスポンスが早いと言う事は非常に重要な要素なんです。
企業ほどの規模もなく、実績も信用もないのに、更にスピードまで遅かったら、企業に勝てる要素はかなり限定されてしまいます。(価格だけでしょうか。)
副業会社員として活動している以上、スピードがなかったら成功するのはかなり難しくなります。小さな体を生かすのは、小回りの利いたスピード感が最重要項目です。
人間っぽさを出す
副業会社員が大きなライバル企業に勝つためには、決して完璧を目指してはいけません。
例えば、カタログ、ウェブサイト、広告など、大きな企業に見劣りしないようなものを作ろうと思った瞬間、きっとライバル企業には勝つことができないでしょう。業界にはよりますが。。。
大きなライバル企業の真似をしても資金力もなければ、規模も実績も信用も何もないわけですから勝てるわけがありません。
副業会社員がやるべきことは、その真逆です。その小ささを活かしてライバル企業が簡単に真似できないことを徹底的にやるべきです。
例えば、「とにかく消費者の心に響くようなメッセージを送り続けること」です。
もちろん企業であっても、そのようなメッセージを送るマーケティング戦略を立てていますが、どうしても無機質な感じがします。
個人である副業会社員ができるのは、その人間っぽさです。
サービスを利用するお客さんの中には、絶対に名の知れた有名企業でなければ嫌だ、という人もいれば、逆に個人で運用しているような事業者に興味を持ってくれる人もいます。
そして彼ら彼女らがサービス提供者に求める内容は大きく異なります。
皆さんが消費者としてサービスを利用する場合もそうではないでしょうか。
例えばあなたが英会話教室に通うと言った場合。
もしあなたが大手の英会話スクールに通うとなれば、画一化されたレッスンカリキュラム
や多少高めの学費はある程度承知していると思います。
また、一定の品質が保たれているだろうという安心感や、大手英会話スクールに所属しているという満足感もあると思います。
一方で、あなたがもし個人で運用している英会話講師に依頼する場合はどうでしょうか。
言うまでもなく、カスタマイズ化されたレッスンを求めると思います。個人だから学費も大手よりはきっと安いよね、と思うかもしれませんし、緊急の問い合わせにも柔軟に対応してくれるのではないかという期待感を持つかもしれません。
それはやっぱり他の人でも同じことです。
副業会社員として個人でビジネスを運用していくのであれば、お客さんはそのような柔軟性を求めている可能性が高いということを十分に理解し、それに対応できるようにしておく必要があります。
思い立ったらやってみる
副業会社員の強みは、たとえ副業がうまくいかなかったとしても本業での給料が月一回ほぼ間違いなく口座に振り込まれることです。
ですから、副業会社員はとにかく思いついたら、とにかく始めてみることです。月一回の給料が保証されているわけですから、リスクはほぼゼロといえます。
ポイントは小さくコツコツ始めることです。大きな資金を用意してその事業に人生をかけるかのような形で始めるべきではありません。
上述の通り、副業会社員はスピードが命ですから、その最大の強みを活かして、まずは始めてみることです。
うまくいかなかったり、直感でなんとなく「違うな」と思ったら辞めればいいだけのことです。
それができるのは本業の給料が保障されている副業会社員であるが故です。
これが一般の企業であれば、なかなかそういうわけにはいきません。さらに独立して個人でビジネスを始めた場合であれば尚更です。
副業会社員の場合は、副業に費やすことができる時間が限られており、本業との両立が大変と言うマイナスがある反面、毎月の決まった金額が口座に振り込まれるという最大の強みを持っていることを理解しましょう。
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