人脈、ネットワークをどうやって形成するのか?(会社員の起業)

会社員のまま起業するときにできる限り活用したいのは、人脈です。

人脈作り(ネットワーク作り)の方法を理解するは、ビジネスをする上で重要ですよね。でもここで言う人脈とは、現在お勤めの会社や取引先との人脈ではありません。

会社員のまま起業するのであれば、会社の人脈とは完全に縁を切ってイチから自分のビジネスでの人脈を形成していくのが賢明です。例えそれが今の会社と近い業界のビジネスであってもです。

会社員のままイチから起業する場合でも、どうやって適切な人脈(ネットワーク)を形成できるのか、という方法を知っていれば、人脈が何もないサラリーマンの状態から起業してもビジネスに精通した人の協力を得ることが可能になります。

「What you know(何を知っているか)」ではなく「Who you know(誰を知っているか)」だ、と言われるほど、人脈作り(ネットワーク作り)は特にアジアビジネスでは重要だと言われています。

しかし、当然のことながら人脈(ネットワーク)があればビジネスが成功する訳ではありません。

政治家や弁護士、業界の著名人と仲が良いことをしきりにアピールする人もいますが、彼らとネットワークを持っていたからといって受注が飛躍的に増えたり新規ビジネスがとんとんと進むということもありません。仮にそうだったとしても、それは継続的に続くとは考えにくいものです。

人脈、ネットワークをどうやって形成するか。すばりこうしてください!

そもそも人脈作り(ネットワーク作り)の対象は、地位の高い人や著名人だけではありません。業界の実力者だけでもありません。どうやって適切な人脈作りをするのかを考える前に、まずは人脈作り(ネットワーク作り)には2つの種類があることを理解しましょう。

この2つの違いをしっかりと区別した上で人脈作り(ネットワーク作り)の方法を戦略的に模索していくことが大切なのです。

1.「資源」を入手するための人脈作り(ネットワーク作り)

1つ目は、「資源」を入手するための人脈作りです。自社の商品ラインやサービスを拡大したり、自分を売り込んだり、事業を進めやすくするために形成するネットワークを指します。

アプローチの対象者は、

・自分に似た人、
・同業界または近い業界の人
・権力・地位・影響力を持った人

おそらく「人脈作り」「ネットワーク作り」といって頭に浮かぶのが、多くの人にとって、このタイプではないでしょうか。
特に独立して新しく事業をやりたいと考える人は、このタイプのネットワークのみを考えているケースが多いです。

2.「アイデア」を入手するための人脈作り(ネットワーク作り)

2つ目は、「アイデア」を入手するための人脈作りものです。新しい視点や考え方を持つために、自分とは違うタイプの人たちとのネットワークを指します。

アプローチの対象者は、

・自分と違うバックグランドを持った人
・自分の専門外の知識をもった人
・世代の異なる年代の人や異性

特にイノベーティブな考え方を形成するには、このタイプのネットワークは必須です。しかしながらこれを重視する日本のビジネスマンは非常に少ないのが現状です。

どうやらこのようなネットワークを重要視しない人は、自分と違うバックグランドを持った人や知識をもった人たちと出会っても、「彼らと付き合っても当社の利益には繋がらない。」と脳みそが瞬時に判断しているようです。

それが企業のいち担当者であったなら大きな問題にはなりませんが、会社のトップである経営者であったのならそれは致命的です。自社にイノベーティブな発想やアイデアを持ち込む機会を損失していることはほぼ間違いありません。実際に多くのアイデアは社外、業界外からのアイデアによって得ることができるんです。

どうやって「アイデア」を入手するための人脈作りをするのか。

それではどうやって「アイデア」を入手するための人脈を形成すればよいのでしょうか。よく言われるのが大学の同窓会であったり異業種交流会などです。異業種交流会は色々なところで開催されていますのでインターネットなどで調べてみましょう。

なるべく高い料金の異業種交流会に参加することが比較的有益です。誤解を恐れずによると、無料の異業種交流会に参加する人の大多数は営業マンです。彼らは異業種交流会で新規顧客を探しているんです。このような交流会に参加しても会う人会う人に商品の営業をされて終わってしまうかもしれません。

きっと無料でも有益な異業種交流会はあると思いますので、事前に内容をしっかりと確認しておくことが大切です。

まとめ

人脈作り(ネットワーク作り)には2つの種類があります。

「資源」を入手するための人脈作り(ネットワーク作り)は、自分に似た人、同業界または近い業界の人、権力・地位・影響力を持った人などをアプローチの対象として主に業界の交流会などで形成することができます。これを人脈形成のすべてだと勘違いしている人は多いです。

「アイデア」を入手するための人脈作り(ネットワーク作り)は、自分と違うバックグランドを持った人、自分の専門外の知識をもった人、、世代の異なる年代の人や異性などをアプローチの対象として主に大学の同窓会や異業種交流会などで形成することができます。

・「アイデア」を入手するための人脈作り(ネットワーク作り)は、イノベーティブな発想や考え方を会社に持ち込むためには非常に重要で、経営者には必須です。

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